2. なぜPOWDERを楽しむ為?

バックカントリーや、厳冬期の登山、アイスクライミングなど、寒い中でのアクティビティをする方であればご存知かと思うのですが、気温がマイナスに近くなってくると、通常のエナジーバーはガチガチになります。歯が折れるかと思うくらいの硬さになりますが、そうなると、食べることもままならず、もはや味も感じなくなります。私が山で感じていたもう一つの問題点です。
POW BAR(ベイクしているフルーツナッツクランチ以外の3種類)はガチガチになることなく、尚且つ食味も失われずに食べることができます。
POW BARが凍らない理由はいくつかあるのですが、
まず材料として砂糖やシロップ、糖類を添加しない事、そして作り方としては焼いていないことがあげられます。(配分などでも変わってくるので一概にこの原材料で焼かなければ絶対硬くなりませんとは言えないのですが)(※フルーツ&ナッツクランチは焼いています)
一般的なエナジーバーは1本あたりのカロリーを安く増幅させる為、米シロップやブドウ糖液糖、りんご液糖、砂糖などを沢山添加しています。裏の原材料表示をよく見ると、1番最初の主原料に糖類が来ているものがほとんどです。
糖類を筆頭原材料に使用するメリットは、カロリーを増幅しつつ価格を抑えられ、賞味期限をのばせることです。デメリットは何かというと、液糖類は気温が低いところでは硬くなる性質があります。そして、血糖値の上昇が激しく、下降時も激しいということです。いわゆる血糖値のコントロールがしにくいこと。純粋な糖類が筆頭原材料になっているものは一時的にエネルギーが素早く充填されますが、切れるのも早く、ハンガーノックを引き起こしやすいです。
アウトドア、またスポーツの中でハンガーノックは致命的です。体力だけでなく、思考力や判断能力にも影響を及ぼします。
そして、なってしまってからでは遅い場合がほとんどです。
そうならない為には、食物繊維を含む糖(炭水化物)を摂取する必要があります。
POW BARはそういった点でも、自然な形で体内に入りゆっくり消化吸収される為、血糖値の急上昇と急下降を招きにくいエナジーです。